メディア・ブログPV錬金術(アドネット、アフィ、etc)
2017.04.01
日本の広告市場(約6兆1000億円)の中で堅調な成長を続けているインターネット広告。2014年に初の1兆円を突破し毎年約10%の成長を続けています。メディアや広告の種類も増え、どのサイトにいっても何かしらの広告が常に表示されています。これからメディアを立ち上げようとしている方々はどのように収益化をしていけば良いか迷われているのではないでしょうか。今回はメディアを立ち上げ、PVを収益化する際どのような方法があるかをご紹介します。
1.アドネットワークを使用した収益化
グーグルアドセンスを始めてとしたネットワーク広告を実装することによって収益を得る方法です。ネットワーク業者が発行するタグをメディア側に埋め込むだけで、親和性の高いクライアントを自動で判定しその広告が表示されクリックされると報酬が発生します。アドネットワークの良いところはその手軽さとPV規模が小さい内でも収益化ができる点です。ただし報酬単価が小さいのが難点です。
2.アフィリエイトを使用した収益化
出典元:http://www.kaigainet.com/category3.htm
A8netやバリューコマースなどのアフィリエイトネットワーク広告を実装することによって収益を得る方法です。1もネットワークの広告で、実装方法は同じですが違いは報酬を受け取るタイミングです。アドネッワークはサイトに訪れた人が表示された広告をクリックしたタイミングで報酬が発生しますがアフィリエイトの場合は商品やサービスを購入したタイミングで報酬が発生します。なので基本的に報酬が発生しにくいですが単価が高いため、ターゲットと広告商品がマッチするようなメディアコンセプトおいては高収益が見込める方法になります。
3.記事広告を使用した収益化
特定のクライアントの商品やサービスをメディアの記事として紹介する方法です。クライアント側から記事の持ち込みの場合もありますがメディア側からヒアリングして記事作成をするのが基本です。作成した記事は通常のコンテンツとして扱うため、新着や特集、関連記事などの枠に掲載します。販売は広告代理店を通すのが一般的なので媒体資料や記事を作成する分コストは掛かりますが、単価が高い(数十万~数百万円)ので複数の記事広告を受注するとかなりの収益になります。但しメディアのPV規模が小さいと代理店も売ってくれないので最低でも月間数百万PVはないと厳しいです。なのでユーザーのセグメントに特質(女性が多い、富裕層が多い、ゴルフ好きが多いなど)を持たせPVが少なくても記事広告が売れるように集客を考えるのも1つの手段になります。
4.純広告での収益化
出典元:http://ad-library.jp/why-is-this-contents/
メディアの広告枠に掲載期間を設けて販売する方法です。メディアが月間数千万~数億PV位まで成長すると純広告として販売できます。基本広告枠の空き枠管理とクライアントのクリエイティブ管理のみで運用できるためコストも掛からず高収益が見込める方法となります。但し純広告販売ができるまでメディアが成長することはかなり稀となります。また純広告も3.と同じようにユーザーセグメントが特質であれば売れる要素になりますので意図的に集客を意識するのも良いでしょう。
まとめ
今回はメディアの収益化方法の基本的な部分を紹介させて頂きました。メディアのコンセプトやターゲットによって広告枠の販売手法も変わってきますが、基本メディアの成長にあわせて選択肢は増えていきます。またメディアの規模が多きなくてもユーザー属性に特徴(女子学生が多い、主婦が多い、お金持ちが多いなど)があれば純広告で販売することも可能ですのでメディアの成長プラン、広告枠の販売プランをセットに考えて収益性の高いメディアを作って頂ければと思います。