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実際どのくらい厳しい? いまさら聞けない中国のネット規制事情

2018.11.06

中国のネット規制をイメージする画像

1.中国国内のネット規制事情

中国国内では独自のネット規制が敷かれているため、私たちが普段使用しているSNSサービスなどは基本的に使用できません。また、規制対象でないWEBサイトもサーバーが中国以外にあると表示速度が遅いという事情もあります。

では、実際にはどのような規制なのでしょうか?

1.中国独自の検閲システム「グレート・ファイアーウォール」

中国には独自のネット検閲システムである「グレートファイアウォール(GFW)」があります。このグレートファイアウォールによって、中国国内からは基本的に外国のウェブサイトやFacebookやTwitter、InstagramなどのSNS、Google検索やGmail、YouTubeを見る・使用することができないのです。

そのため多くの中国国内に住む人々は、チャットツールのWeChat(微信・ウィーチャット)や、短文投稿サービスのWeibo(微博・ウェイボー)などの中国オリジナルのサービスを使用しているのです。

2.サーバーが海外にあるとアクセス速度遅い、アクセスできない

そもそも中国では海外に繋がるネット回線数が少ないため、アクセスが制限されていないサイトでも表示されるまでにかなりの時間を要します。ですので、せっかく中国人向けにWEBサイトやLPを制作しても、サーバーが日本にあってはあまり意味をなさないのです。

2.規制されずにページを見てもらう方法

では、中国在住の中国人に向けて、日本企業がWEBを通じてサービスや製品をPRしたいとき、どうすればよいのでしょうか? 以下に代表的な手法を紹介します。

1.中国サーバー利用 ICP認証登録必要あり

中国では、インターネットは政府の規制対象となっており、中国国内でのウェブサイトの開設には政府登録(ICP登録)が必要です。ただし、ICP登録できるのは中国国籍を持つ個人、または中国国内の法人のみとなっています。中国法人がある企業はこちらの方法をおすすめします。

2.香港サーバー利用 ICP認証なし

中国の現地法人がない企業様は香港のサーバーを利用する選択肢もあります。香港から中国本土への回線が多く、ICP登録は不要で、安定したネット環境を提供することができます。

3.サイト構築、サーバーレンタルトータルサービスを提供する企業

中国国内に住む方々に向けて規制を受けWEBサイトを構築するには、サーバーの事情や言語の壁などもあり非常に手間がかかります。そこでおすすめなのが、一切の面倒な手続きを代わりにやってくれる代理店です。

株式会社ココチエ

ココチエ中国旅行メディア広告出稿サービス

出典元:http://kokochie.co.jp/

2013年6月設立のマーケティングに非常に強い企業で企業です。手軽に始めやすい価格帯な上、日本語堪能な中国籍スタッフが在籍しているため競合リサーチやコンテンツ作成が強みの企業です。

株式会社ココチエ
東京都港区南青山5-15-9 FLAT AOYAMA 301
TEL:03-6451-1647
https://kokochie.co.jp/service/gmark/s02/

4.まとめ

今や、多くの企業にとって中国向けのWEB施策・プロモーションが重要な立ち位置を占めています。とはいえ独自の規制やサーバー事情を鑑みると、自社で全てをまかなうことは不可能でしょう。そこで、サーバー構築サービスなどがある中国ネット事情に詳しい企業と協力することが適切な方法と言えるでしょう。

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