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今さら聞けないインフルエンサーマーケティングとは?プロモーションの始め方

2017.08.14

インフルエンサー・マーケティング

インフルエンサーマーケティングという言葉をご存知でしょうか?2016年後半あたりから注目されているマーケティング手法です。「単語は知っているが内容は知らない」「そもそもそんな単語すら知らない」など色々な人がいるかと思います。徐々に成功例も出てきており、今後ますます需要が拡大すると予測されているインフルエンサーマーケティングについて紹介します。

1.インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサー(influencer)とは「Influence」(影響、感化)が語源で、発言や行動が社会に大きな影響を持つ人たちのことを指します。企業が自社の商品やサービスのターゲットとなる人に対して影響を持つインフルエンサーにお願いして、商品・サービス等を紹介をしてもらうことをインフルエンサーマーケティングと言います。

2.インフルエンサーマーケティングの特徴

インフルエンサーマーケティングの特徴はTVCMや雑誌の広告としてメッセージを発信しても、企業からの情報が届かない人たちに訴求できることです。インフルエンサーマーケティングでは主にinstagram(インスタグラム),twitter(ツイッター)を使用します。このためインフルエンサーに20代、30代世代が多い特徴といえます。

また、インフルエンサーよるプロモーションは、同じ消費者としての客観的な立場から商品・サービスの体験を共有してもらえることが特徴です。あくまで「信頼性」を維持しつつ「共感」を呼ぶことで、『インフルエンサーの世界観を真似したい』といった行動を自然と呼びを起こし、フォロアーからそのまたフォロアーへ勧めるという連鎖を起こすことができます。

企業にとっては、あくまで客観的な立場でインフルエンサーに対応してもらうことが重要であり、信頼性を担保しながらプロモーションすることが重要といえます。
広告と違いプロモーションのコントロールは難しいといえますが、プロダクトの機能や品質、好み等の嗜好性が同じ方向を向いているインフルエンサーを起用することで、信頼性を維持しながら効果的に多くの人に訴求することが可能となります。

3.インフルエンサーマーケティングを始めるには

インフルエンサーマーケティングを始めるには、instagramなどを見て、自社で直接インスタグラマーの方にアプローチする、あるいは多くのインフルエンサーと繋がりのある「インフルエンサープロダクション」というものが存在するのでそこに問い合わせることをします。インフルエンサーへのコンタクトや依頼方法に不安がある場合には、インフルエンサープロダクションを活用することをおすすめします。
プロダクションへの依頼の流れは、希望するインフルエンサーの要望と実施内容を伝え、プロダクション側が作成するインフルエンサーリストを元に実施可否を取っていく流れになります。

4.主なインフルエンサープロダクション

株式会社クロスリング
2006年2月からインフルエンサーマーケティングを取り扱っている老舗企業です。抱えているインフルエンサーの数が多く、特に女性インフルエンサーが多いのが強みの企業です。
http://cross-ring.com/


株式会社アイズ
2007年2月設立のインフルエンサープロダクションです。インフルエンサー一人あたりのフォロアー数が多く、男性インフルエンサーが多いのが特徴の企業です。
http://www.eyez.jp/


株式会社カイケツ
2009年7月設立のSNSキャンペーン事業を展開する企業です。一般のインフルエンサーだけでなく芸能関係も多いのが特徴です。またツイッター、インスタグラムのプロモーション以外にイベントなどのリアルにも強い企業です。
http://kk2.co.jp/

まとめ

インフルエンサーを活用したプロモーションは、今後の注目度が高いマーケティング施策といえます。その施策の精度を上げるためにも、企画内容はもちろんのこと、どのようなインフルエンサーに協力してもらうかが重要になってきます。性別、年代、ジャンルなど様々な分類があり、まずはどのような企画にするのかを決め、その後、複数のプロダクションからリストをもらって企画に合うインフルエンサーを選定することをお勧めします。

なお、インフルエンサーのフォロワー数はまちまちであること、またフォロワーが多くても投稿した内容の広がりに差が出ることから、インフルエンサーの選定時は各種の定量指標をなども参考にするようにしましょう。

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